伊豆大島での台風・強風で倒れる木の見分け方
- 貞丸電設
- 2月28日
- 読了時間: 4分
はじめに
台風や強風の日が多い伊豆大島では、台風や強風が吹き荒れると、樹木が倒れて家屋や電線、道路に大きな被害をもたらすことがあります。
特に老朽化した木や管理不足の木は、倒木のリスクが高まり、思わぬ事故を引き起こす原因になります。
本記事では、台風や強風の際に倒れやすい木の特徴や、その見分け方について詳しく解説します。
自宅や敷地内の木が危険な状態にあるかどうか、ぜひチェックしてみてください。
倒れやすい木の特徴
1. 幹がひび割れている
幹に深いひびや亀裂がある木は、内部が腐食している可能性があります。台風や強風が吹くと、ひび割れ部分から折れやすくなり、倒木の危険性が高まります。
チェックポイント
幹に縦や横の大きな亀裂が入っていないか
表面がめくれたり、樹皮がはがれていないか
手で押したときに異常な揺れを感じないか
2. 根元がぐらついている
樹木の根がしっかりと地面に張っていないと、強風によって倒れる危険性が高まります。特に雨が多い季節は、地盤が緩みやすくなり、根が浅い木は簡単に倒れてしまいます。
チェックポイント
地面に根の浮きや裂け目が見られないか
根元を揺らしたときに大きく動かないか
過去に木の根元が土砂崩れの影響を受けていないか
3. 枯れ枝が多い
木の上部に枯れ枝が多い場合、幹全体が弱っている可能性があります。枯れ枝は風に煽られやすく、折れて飛んできて家屋や人に被害を与えることがあります。
チェックポイント
樹木の枝先に枯れた部分が多くないか
風が吹いたときに枝が簡単に折れないか
以前より葉が少なくなっていないか
4. 樹木が大きく傾いている
木が傾いている場合、根の支えが弱くなっている可能性があります。特に最近傾きが進行している木は、強風時に倒れるリスクが非常に高いため、注意が必要です。
チェックポイント
昨年と比べて傾きがひどくなっていないか
周囲の木と比べて不自然に傾いていないか
台風や豪雨の後に傾きが悪化していないか
5. 幹や枝にキノコやコケが生えている
木の表面にキノコやコケが生えている場合、その木は内部が腐食している可能性が高く、強風に耐える力が弱まっています。特にキノコが生えている木は要注意です。
チェックポイント
幹や枝にキノコが発生していないか
コケが広範囲に生えていないか
幹を叩いたときに空洞音がしないか
倒木のリスクが高い場所
1. 住宅地や道路沿い
住宅地や道路沿いの木が倒れると、建物や車、人に重大な被害を与える可能性があります。特に電線に近い木は、倒れると大規模な停電を引き起こすこともあります。
対策
住宅周辺の木を定期的にチェックする
枝が道路や電線にはみ出していないか確認する
適度に剪定してバランスを整える
2. 斜面や海沿い
地盤が緩みやすい斜面や海沿いの木は、台風時に根元から崩れる危険があります。特に豪雨後は地面が柔らかくなり、倒木リスクが増加します。
対策
大雨の後に根元の土の状態を確認する
斜面にある大木は定期的に専門業者に点検してもらう
3. 空き地や放置された森林
大島に意外に多い、人の手が入っていない土地では、樹木の管理がされておらず、老朽化した木がそのまま放置されていることが多いです。これらの木は台風や強風時に倒れやすく、周囲に被害を及ぼす危険があります。
対策
放置された木が近くにある場合、管理者に相談する
必要に応じて伐採や剪定を行う
倒木リスクを減らすための対策
定期的な樹木の健康チェックを行う
倒木のリスクがある木は早めに伐採または剪定する
強風が予想される前に木の状態を再確認する
根元の土壌が安定しているか定期的に確認する
専門の伐採業者に相談し、安全対策を講じる
まとめ
台風や強風で倒れやすい木にはいくつかの共通点があります。
幹のひび割れや根元のぐらつき、枯れ枝の多さ、傾き、キノコの発生などは、倒木のリスクを示す重要なサインです。
特に、住宅地や道路沿いの木は、周囲の安全を守るためにも定期的にチェックし、必要に応じて伐採や剪定を行うことが求められます。
倒木による事故を防ぐために、日頃から木の健康状態を確認し、適切な対策を講じることが大切です。
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